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Manachan's World-東京下町日記

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シドニーに帰る日(2005/12/5)

シドニーに帰る日(2005/12/5)

この週末は、妻と将来のことについて、ゆっくり話しました。この先、大連にいつまで居るのか、子供は何人つくるのか、どこで子供を育てるのか、仕事はどうするのか・・・等々。私自身は、大連が気に入っているし、仕事は(大変だけど)やり甲斐があって楽しいし、また子育てする環境としてもまあまあだと思っているので、長く住み続けても良いと思うのですが、一方妻は、どちらかといえば、両親のいるオーストラリアへ帰りたいみたいです。

よく話しあった結果、次の線でほぼ決まりそうです。

・2006年9月から07年9月までの間に、家族全員オーストラリア(シドニー)に帰る
・子供は、あと一人つくって、二人ともシドニーで育てる
・できれば、(妻の)両親をシドニーに呼び寄せて、二世帯住宅を買う

この背景にある、いくつかのお話しをしますと・・・

・2006年9月に、妻の産休が終わって、シドニーの仕事に戻る予定。
・2007年3月に、私の大連での労働契約が切れる予定。

もっとも、この二つは100%決定というわけでもありません。妻は、来年9月にもシドニーで職場復帰の予定ですが、場合によっては(二人目を妊娠する等)、産休をもっと伸ばして、大連にもっと長い期間居ることも可能かもしれない。また、私の労働契約については、いつでも更新が可能です。私の持っているスキルは特殊で、あまり代替がきかないものなので、会社としては、更新を伸ばしたいところでしょう。

それよりむしろ、次のことが、オーストラリアへ帰る決断を後押ししそうです。

・二人の子を育てるのに、(妻の)両親のサポートが必要。
・(妻の)父が高齢のため、今後、面倒を見る必要が出てくるかもしれない。

妻も私も、二人目の子供が欲しいという点では意見が一致しています。問題はむしろ、共稼ぎしながら、二人の子をどうやって育てるかです(我々夫婦はオーストラリアに帰れば間違いなく共稼ぎになる!)。それには実際問題として、両親のサポートが必要です。無論、チャイルドケア(保育所のようなもの)に預けるというオプションもありますが、生後すぐに預かってくれるわけではないし、少なくとも、二人目の子供が生まれてから一歳になるまでは、両親のサポートが是非とも欲しい。

加えて、妻の父が高齢(70代後半)であるため、一緒に住むか、或いは近所の「スープの冷めない距離」に住んで面倒を見たい、という事情もあります。彼は、もう30年もオーストラリアに住んでおり、健康状態を考えると、他の国に移動することはあまり現実的ではありません。

妻の父母が、いま住んでいるところは、オーストラリア北部の小さな町、ケアンズです。だから、我々夫婦がケアンズに移住すれば、子育ての問題は一気に解決するのですが、但し問題は、ケアンズが余りにも田舎すぎることです。産業といえば観光くらいしかなく、条件の良い仕事を見つけるのが難しい。まだ若く、気力も充実した働き盛りの私たちが、骨を埋めるところではないと思う。

その点、シドニーのような大都市なら、チャンスがたくさんあります。今後、職業的な発展可能性を考えていくと、オーストラリアでは、やはりシドニーがナンバーワン。それに、シドニーはアジア系の移民が多いから、我が子が英語のほかに中国語や日本語を身につけるチャンスにも恵まれています。そう考えると、やはりシドニーに帰って、大きな二世帯住宅を買って、両親を呼び寄せるのが、現時点で考えうるベストの選択だと思うのです。

幸い、私たち夫婦は、シドニーに生活の本拠を残しています。市内に近いインナーウェスト地区、Summer Hillというサバーブに、小さなマンションを確保しているので、仮に妻が、来年9月に職場復帰したならば、そのマンションから通勤することになります。その時点で、私はまだ大連にいるでしょうから、娘(ソフィア)はとりあえず、ケアンズの両親に預けて面倒を見てもらうことになるでしょう。

ですが、ファミリーである以上、いつまでも夫婦離れ離れというわけにもいきません。そこで、タイムリミットを設けることにしました。「別居」期間は、最大でも1年。仮に妻が06年9月にシドニーに移ったならば、私は07年9月までに、大連の仕事を整理して、シドニーで妻と合流することになります。

シドニーで夫婦が合流できれば、娘の面倒は私がみてもいいし、或いはチャイルドケアに預けてもいい。そして、両親がシドニーに移って来て、子供の面倒を見てくれるならば、私も妻も、日中は安心して仕事に専念できます。

もし両親と一緒に住むことになったら、当然、大きな家が必要になります。そこで、Summer Hillかその近辺に、二世帯が住めるような大きな家を買うことが、次の目標になります。それまでに、 シドニーの不動産相場がもう少し下がってくれたら嬉しいな♪


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